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愛はかげろうのように

シャーリーン
愛はかげろうのように
この曲は去年か一昨年ぐらいに、小柳ゆきがカヴァーして、CMソングとしても使われていたので、若い世代でもご存知の方が多いでしょう。原曲はアメリカの女性シンガーCharleneのデビューアルバムのタイトルトラックで、82年にヒットしました。女性的で大らかな(母性的な)メロディを彼女が優しく、美しく歌うこの曲は、80年代のみならず、音楽史に残る名曲と言っても過言ではないでしょう。作曲家がレーベルの威信を掛けて書き上げたこのメロディを、歌手としてデビューするまでの人生で数多くの苦難に喘いできた彼女が歌い上げた時、優しさや美しさ、悲しさや儚さ、大らかさや深さといった全ての要素がこの曲に宿りました。どんな時代に生きていようと、幾つになろうと、聞き手を選ばず心に響くであろう名曲です。人生の一ページを豊かにしてくれる、そんな力をこの曲は持っています。

こんな感じの曲が好きです

メロディは豊かなんだけど、暗くて、堕ちていくようで、それでいてどこかに小さな明りが差し込んでいるような。そんな曲が好きです・・・わかりにく!

Bon Jovi



Bon Jovi
NEW JERSEY
ご存知Bon Joviです。彼らにとって4枚目のフルアルバムであるこの「NEW JERSY」は、名曲「Livin' on a prayer」や「You give love a bad name」を含む「SLIPPERY WHEN WET」で一躍スターになった彼らが、最も勢いのあるときに制作したアルバムです。曲調はより力強く、よりメロディアスになり、全体的にカントリーの雰囲気漂う曲作りが特徴的です。ライブを強く意識したノリのいい①、②に続きBon Jovi節炸裂の③、クサい程メロディアスな④や⑩の様なバラード、自分達のルーツNew Jerseyを強く意識した⑤~⑨の流れなど、最近のBon Joviを聞いて好きになった人には意外な程骨太で男臭いそのサウンドは、当時アメリカンハードロックの王者であった彼らの魅力充分です。昔のBonJoviをあまり知らないという人には是非聞いてもらいたいアルバムです。そして、アルバムはもっているけど随分聞いてないなぁという人、たまには引っ張り出してあの頃のBon Joviに再会してみるのもいいかもしれません。

ロック史に残る名曲Livin'on a prayerはこのアルバムに収録↓

Bon Jovi
slippery when wet

SOILWORK



SOILWORK
Figure number five
soilworkはスウェーデン出身のバンド。以前はメロディックデス・スラッシュメタルバンドと呼ばれる事が多かった彼等ですが、前作「Natural born chaos」辺りから、ラウドミュージック寄りのリフに、耳に馴染み易いメロディアスで分厚いコーラスを乗せる曲が増え、より多くのロックファンにアピール可能なスタイルにシフトしてきました。多くのバンドの場合このような変化は失敗する事が多いのですが、彼らの場合は、本来ヘヴィメタルがもつアグレッシブさやテクニカルさをキープしたまま、よりポップなメロディを導入する事により、従来のファンを失わずに新しいファンを獲得するという難事を、5作目であるこの「figure number five」で完璧に成功させています。特に、クリーンヴォイスとアグレッシブな咆哮を使い分けるVoは見事で、この手の音楽が好きな人は、そのカッコ良さにやられちゃう事でしょう。演奏のレベルも、昨今のラウドミュージックバンドの中では充分に抜きん出ており、タイトなリズム隊とヘヴィでメロディックなGrやKeyは聞き応え充分です。表現力の乏しい似たり寄ったりのラウドロックバンドに飽き飽きしている人には、自信を持ってお勧め出来るバンドです。もうすぐニューアルバムが発売されるはずなので、気に入った人はそちらもチェックしてみてください。
おすすめ曲:全部(捨て曲無しの会心のアルバムです)
個人的には名リフ満載の2ndも◎↓


SOILWORK
Chainheart machine

ゴダイゴ



ゴダイゴ
ベスト・アルバム
僕は78年生まれなので、彼等の全盛期をリアルタイムで体験してはいません(ドラマ西遊記の再放送でmonkeymagicやガンダーラを知りました)が、このCDを聞いて結構ショックを受けました(もちろんいい意味で)。歌詞は英語が多く、メロディは非常に洗練されていて、過去から現在まで通して、最もglobalなサウンドを聞かせてくれる数少ない日本のアーティストだったのではないかと思います。メンバーに外国人や海外で音楽の勉強をした人がいるので、その影響も大きいようです。海外アーティストの影響を受けつつも、独自のhope&peace&brightなメロディと歌詞は非常に個性的ですし、メンバー個々の演奏力やアレンジ能力も非常に高いグループです。ここ数年、Love psychedelicoが洋楽っぽいと人気がありますが(僕も好きです)、それより20年以上も前に、洋楽っぽいというのを一段階越えたサウンドを聞かせてくれるアーティストがいたということは知っていて損はないと思います(音楽性は全く違いますが、love psy~の表してる時代はまさしくゴダイゴの活躍した時代ですね)。彼等を未体験の若い世代には是非一度聞いてみて欲しいです。きっと新鮮だと思います。GOしてDIEしてもまたGOするからGODIEGO・・これぞrock魂。
オススメ曲:②④⑤⑥⑦⑨⑩⑪

Linkin Park



Linkin Park
Reanimation 
ラウドロックとhiphop(ラップ)を融合させたスタイルで、いまやヒットを連発しているLinkin Park。そんな彼等の1stアルバムである「Hybrid Theory」に曲毎にゲストを迎え、よりHIPHOP&ダンスミュージック的で実験的なremixを施したのがこの「Reanimation」。決して次のアルバムまでのつなぎ的作品ではなく、細部までよく作りこまれているのでremixというよりは新しい作品といった方がいいかもしれません。原曲よりいいとか悪いとかいうよりも、アレンジやstylishな雰囲気を楽しませてくれる作品です。個人的には⑨や⑮はとても気に入りました。この作品はオリジナルを聞いてない人やあまりrock系は聞かないという人でも充分楽しめると思います。ていうか先入観のない人の方が楽しめるのではないでしょうか。彼等は、rockとhiphop&dance双方の架け橋になり得るバンドですから、こういう作品もアリですね。この作品が先日のJay-Zとのアルバムにもつながったのでしょう。
おすすめ曲:③⑤⑥⑨⑬⑭⑮
↓1stは大ヒットしました。


Linkin Park
Hybrid Theory

Europe



Europe
Prisoners in Paradise

Europeと言えば「Final countdown」が有名ですが(曲名は知らなくても誰でも一度は耳にした事があるはずです)、今回は商業的には失敗し、Europeの作品の中でも話題に上る事の少ない5thアルバム「prisoners in paradise」を紹介したいと思います。確かにこのアルバムでは、今までの彼等とは全くといっていい程カラーの違う楽曲が並んではいますが、一度は頂点を極めたバンドが円熟期を迎え良い意味で肩の力を抜いて作ったアルバムが悪かろう筈もなく、グルーブ感を重視しブルージーでありながらも、ポップなフィーリングを、隠し切れない透明感とともに存分に散りばめた楽曲の数々は、非常に高品質で聞けば聞く程味わい深くなります。まさしくスルメアルバムなのです。voのジョーイ・テンペストのソングライティング能力は抜群で、その才能を遺憾なく発揮しています。また、他のメンバーの演奏も安定しており、特にGrのキー・マルセロはかなり自由に弾きまくりつつもアンサンブルを大切にしたバッキングを聞かせるという、ロックミュージシャンらしからぬ出来た人間振りを見せ、ブルージーさとメロディックさ、ラフさと丁寧さをものの見事に使い分けた素晴らしいプレイを聞かせてくれます。ギターを弾く人は彼のピッキングやトーンの綺麗さは非常に参考になるのではないでしょうか。
じっくり聞くもよし、天気の良い日のドライブのお供にするもよし、そんなアルバムです。
おすすめ曲:②③④⑤⑦⑨⑪⑫

↓言わずと知れた代表作です。名盤です。


アーティスト: Europe
タイトル: The Final Countdown

Def Leppard



Def Leppard
Hysteria
1987年に全世界的にヒットしたDEF LEPPARDの「HYSTERIA」。日本での知名度はイマイチの彼等ですが、バンドの格で言えばBON JOVIやAEROSMITHと比べても遜色ないでしょう。特にこのアルバムでは、完璧に作りこまれたサウンドプロダクションと、実は生々しい演奏とのバランスが抜群で、シンプルな中にも絶妙の味わい深さを秘める楽曲とそのセンスは、今の時代に聞いても全くと言っていい程古臭くない、というよりむしろ新しい!とさえ思わせてくれます。爽やかさと英国出身ならではの湿り気とが混在したポップで勢いのあるロック、分厚いコーラス、ドラマティックなバラード、そして独特のデジタルで洗練された音作りが生み出す世界はまさに唯一無ニ。一度ぐらい聞いてみてもいいかもしれません。
おすすめ曲:①②③④⑤⑥⑧⑩

↓代表曲を手堅く押さえた内容のこのベストも◎

Def Leppard
Greatest Hits VAULT

はじめに

このblogでは僕が今までに聞いてきたアルバムや、この一曲!といったものを、rockを中心に、pops等も織り交ぜながら紹介していきたいと思います。あまりマニアックにせずに、音楽が好きな人はもちろん、これからrockを聞いてみたいと思ってる人や、普段あまり音楽を聞かない人にも楽しんでいただける様なblogにしていきたいです。
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