YNGWIE MALMSTEEN -eclipse-
- Yngwie Malmsteen
- Eclipse
こんばんは。
ライブドアショックに直撃され死にかけております。
さて、イングヴェイ・マルムティーンといえば他の追随を許さない
速弾きとクラッシックの要素を取り入れた強烈な楽曲によって、
ロック界を代表するギタリストになった人ですが、彼はまた多作の
ミュージシャンとしても知られております。それ故、代表作とされる
作品も多く、ファンの間でもどのアルバムが一番良いかなどといった
議論に関しては意見の分かれるところです。
今日紹介するこの-eclipse-は90年発表の6thアルバムです。
僕はこの作品が彼の代表作だとは思いませんが、一番好きな
アルバムです。彼の作品の中では最も北欧的なメロディックさを
備えた曲が多く(③以降)、比較的キーボードを多用し、線が細い
ながらも伸びやかなハイトーンを聞かせるヨラン・エドマンの
ヴォーカルなどによって、荒々しさを抑えた落ち着きのあるアル
バムに仕上がっています。逆に上記の理由からこの作品をあまり
好まないファンもいますが、それでもメロディの良さと聞きやすさに
関してはあまり異論は聞かれません。
地味だけど味のある①、 彼のジミヘン好きが顕著な②、 一転して
切ないバラードの③、物悲しいメロディとスピーディな曲展開が見事な④、
シンセのフレーズが印象的な⑥、同じくシンセで始まり力強く聞かせる⑦、
ソロでイングヴェイ節が炸裂するアルバム中最速の⑧、じっくりとメロディ
を聞かせる⑨、速弾きリフが彼らしい⑩、アルバムのラストを飾るにふさわ
しい(日本版は別にボーナストラックあり)メロディアスなインストの⑪、
などなどじっくり聞くと意外とバラエティに富んでいるアルバムです。
初めて彼の作品を聞く人には、このアルバムとthe seventh sign(94’)
もしくは trirogy(86')あたりをセットで聞くといいのでは、と思います。