ダニー・ザ・ドッグ | Rockbox

ダニー・ザ・ドッグ

22222

ダニー・ザ・ドック


本日観てまいりました。

ジェット・リーもモーガン・フリーマンも好きな僕ですが、

ストーリー設定にちょっとムリがあるだろ!

(そのサングラスは・・・レイ・チャールズじゃないですか!)

などと思ってイマイチ乗り気じゃなかったのですが、アクション映画好きの

性で映画館に足を運んでしまいました。


見終わっての感想ですが、

え~、2回泣きました。

モーガンの実力は設定なんぞ超越しておりました。


幼い時に誘拐され闘う犬として育てられた男が、盲目の

ピアニストと出会うことによって人としての心を取り戻していく・・

というホントに映画でしかありえないようなストーリーなので、

話の展開や設定もかなり強引なところがあります。


が、


ジェット・リー(ダニー)のアクション&滲み出る人間味、

モーガン・フリーマン(サム)の演技力、サムの義理の娘として学校に

通いながらダニーと温かく接するヴィクトリア役のケリー・コンドン。

そしてダニーのボスである金貸しバートを演じるボブ・ホスキンス。

彼等の役柄、演技、存在感が絶妙のバランスでまとまっており、

アクション映画であるにもかかわらず、人間模様が非常に重厚で

魅力的に描かれています。


同じくジェット・リー主演の「Kiss of the Dragon 」が

そうだったように、リュックベッソンが脚本で

監督もその系列の人なので、

映像にも独特のスタイリッシュさがあります。


暴力は徹底的に暴力として、

キュートなシーンはとてもさわやかに、

悪党は殺意を憶えるほど憎らしく、

優しい愛はとことん温かく。



思い切りの良い演出が非常に印象的でした。



faaa